ビジネス数学について

「ビジネス数学検定」は、ビジネスにおいて必要とされる数学力・数学活用力であるビジネスに必要な5つの力(把握力・分析力・選択力・予測力・表現力)の技能を測定する検定です。「ビジネス数学」は、学校で学ぶ数学とは視点が違います。 三角関数や微分積分などの難しい数学というよりも、算数レベルの四則計算や割合の計算を場面に応じて正しく活用できることに主眼を置いています。

学校で学ぶ算数・数学のビジネスの場面での使い方を学ぶ

学校の数学

  • 理論中心
  • 厳密性重視
  • 正解が用意されている

ビジネスの数学

  • 実践中心
  • 厳密な数字と概算の使い分け
  • 唯一の正解は存在しない

基礎能力としての算数・数学を生かすため活用・応用につなげるビジネス数学が必要

ビジネスの場面における数学の取り扱い能力
応用活用能力 データ分析 マーケティング QC 財務会計 経営分析
ビジネス数学
基礎能力
算数・数学

ビジネスに必要な5つの力

ビジネスの場面で求められるビジネス数学力は、大きく5つに分けられます。
物事の状況や特徴をつかむ「把握力」、規則性や変化、相関性などを見抜く「分析力」、いくつかの選択肢から最適なものを選ぶ「選択力」、さまざまなデータをもとに未来を見通す「予測力」、情報をわかりやすく正確に伝える「表現力」です。これらの力は、ビジネスの場面の至るところで求められます。

重要なことは、ビジネスの場面に潜んでいる数字を見つけ出し、それらの関係性をしっかりと把握し、目的に応じてそれらを組み合わせる思考プロセス(活用力)を身につけることなのです。

そして、これらのベースとなるビジネス数学力は、基本的な訓練を続けることで、飛躍的に高めることができるのです。
ビジネスに必要な5つの力を身につけ、スマートなビジネスパーソンに変貌する一歩を踏み出しましょう。

ビジネスに必要な5つの力(把握力・分析力・選択力・予測力・表現力)の関係性を示す図
把握力

物事の状況や特徴をつかむ力

表やグラフから得られるデータから必要な情報を見抜き、把握できれば、状況分析や戦略の見直しを高い精度で行うことができます。

分析力

規則性や変化、相関などを見抜く力

データは加工しなければただの数字の羅列にすぎません。さまざまな手法を駆使してデータに的確な加工を施すことで、初めて有益な情報を得ることができるのです。

選択力

いくつかの選択肢から最適なものを選ぶ力

選択をする上での基準を的確に設定し、複数の選択肢を根拠に基づいて比較することで、最適な選択肢を選び取ることができるのです。

予測力

さまざまなデータをもとに未来を予測する力

未来の予測を立てることで、より確実性の高いビジネスを行うことができます。予測どおりに行えなかった場合のことも想定できていれば、損害を最小限に抑えることもできます。

表現力

情報をわかりやすく正確に伝える力

いかに優れたデータを得ても、それを他人に伝えることができなければ意味はありません。情報を正確な図やグラフで表すことで、プレゼンテーションの説得力も飛躍的に向上します。

活用方法・メリット

「ビジネス数学検定」は、生徒・学生・新入社員の方から人事担当の方、マネジャーの方まで、幅広くご活用になれます。

数字に強いビジネスパーソンになって、キャリアアップ

「ビジネス数学検定」は、自分の数理的な能力の強みや弱みを認識し、ビジネスパーソンとしてさらにスキルアップするための学習指針としてご活用になれます。

ビジネスの現場ではミスが原因で顧客との信頼関係を失ってしまったり、計上する数字を間違えたことによって大きな損害につながったりと、数字の取り扱いのミスをする人が企業内の人的リスクになり得るということを認識する必要があります。
ビジネス数学を学び、計数感覚を伸ばすことで、確実に仕事を実行できるスマートなビジネスパーソンをめざしましょう。

ビジネスパーソンの方のイメージ画像

受験や学問としての数学から活用する数学へ、就活にも役立つ

「ビジネス数学検定」は、数学の問題を解くための数学力ではなく、日常生活や実社会のなかで生かせる数学力・数学活用力を身につけられます。
また、数字の取り扱い能力は就職活動でも評価されます。

数字についての意識が低い人材が企業内の人的リスクとなることは、近年の企業の不祥事に関する事件をみても明らかです。
このリスクを排除するために、ビジネス数学検定で数字の取り扱い能力を測定し、昇進・昇級を決める企業や、求職者の足切りを行う企業が増えています。

学生の方のイメージ画像

ビジネス数学力を鍛え、数字に強い人材を育成

「ビジネス数学検定」は、研修前のクラス分けに利用したり研修後の効果測定として受検することで、継続的に学習させることができます。

教育・研修で次のような事例はございませんか?

  • 会計や財務諸表に関する研修を行っているが、学んだ内容を仕事に生かせているのか疑問を感じる。
  • 表計算ソフトの使い方の研修を行ったが、仕事の効率化の効果がイマイチ見られない。
  • データ分析力を身につけるために統計学講座を開催したが難しすぎてついていけないようだ。

これらは数字についての基礎能力不足が原因です。
どのような仕事でも「お金」と「時間」は必ず数字として関わってきます。まずは、数字と正しくつき合う基本姿勢や考え方を身につけることが、上記の事例を解決する近道です。

教育・研修のご担当の方のイメージ画像

ビジネス数学検定を新卒採用や人事考課に

「ビジネス数学検定」は、求職者の数字についての意識の高さや数的思考力を測定し採用基準の1つとして活用、また、社員の数的能力を客観的に把握することで、人事考課の基準の1つとしてご活用になれます。

数字についての意識が低い人材が企業内の人的リスクとなることは、近年の企業の不祥事に関する事件をみても明らかです。
このリスクを排除するために、ビジネス数学検定で数字の取り扱い能力を測定し、昇進・昇級を決める企業や、求職者の足切りを行う企業が増えています。

人事・採用をご担当の方のイメージ画像

有識者の推薦メッセージ

ビジネスの場面で活躍される有識者のみなさまに、推薦のメッセージをいただきましたので掲載します。

村山 賢哉氏共愛学園前橋国際大学 国際社会学部長

「ビジネス数学」は「ビジネス」という名前がついていますが、決してビジネスパーソンのためだけの学びではありません。AI・ビッグデータ時代と言われるように、今の社会には「データ」があふれています。そんなデータを私たちの学びや仕事に活用していくためには、データを数的に処理し、私たちが理解できる形式に加工する力が必要不可欠です。ビジネス数学講座やビジネス数学検定は、その力を実社会で出会うシチュエーションで学べるものなので、専門分野や職種にこだわらず、すべての学生やこれから社会で活躍していく若手の方に幅広くお勧めします。

共愛学園前橋国際大学のロゴ画像

坂本 直文氏キャリアデザイン研究所 代表

大手企業の採用面接試験の2大重要質問として、「あなたの強みは何ですか? それは当社の仕事にどう役立ちますか?」「あなたが当社で実現したいビジネスを提案してください」があります。これらは、採用面接試験の合否に大きく影響します。合格者は「数的な根拠をあげて返答できる人」です。この面接試験対策には、ビジネス数学検定の公式テキストの活用が効率的です。最小の時間でビジネス数学力が高まります。面接試験の質問に対する返答が、数的な根拠をあげる内容に一変します。また、ビジネス数学力は仕事で必須の力です。入社後の仕事でも活躍が大いに期待できます。

キャリアデザイン研究所のロゴ画像