第26回
経済学の発展に貢献するゲーム理論
渡辺 隆裕 氏
(首都大学東京 社会科学研究科経営学専攻 教授)
プロフィール
渡辺 隆裕(わたなべ たかひろ)
1964年生まれ。東京工業大学理工学研究科経営工学専攻修士課程修了、同専攻にて博士学位取得。工学博士。東京工業大学助手、岩手県立大学助教授、東京都立大学助教授などを経て現職。専門分野はゲーム理論。特にオークションやリアルオプションとの融合などゲーム理論の工学的応用の研究と,離散ナッシュ均衡の存在に関する数学の研究を専門にしている。社会人や学生にわかりやすくゲーム理論を伝えるための啓蒙活動や教育も重視し、社会人向け講座やビジネススクールでの講義も多数行う。著書に『ゼミナールゲーム理論入門』(日本経済新聞社)、『図解雑学ゲーム理論』(ナツメ社)がある。
社会でどのように役に立っているかわかりにくいと言われる「数学」。このコーナーではさまざまな分野の第一線でご活躍中の方々に、社会と数学のかかわりについて語っていただきます。
第26回はゲーム理論の研究者で現在、首都大学東京教授を務める渡辺隆裕さんにお話をうかがいました。