ビジネスシーンで求められるビジネス数学力は、大きく5つに分けられます。
物事の状況や特徴をつかむ「把握力」、規則性や変化、相関性などを見抜く「分析力」、いくつかの事象から最適な解を選ぶ「選択力」、過去のデータから未来を見通す「予測力」、情報を正確に伝える「表現力」です。これらの力は、ビジネスシーンの至るところで求められます。
重要なことは、ビジネスシーンに潜んでいる数字を見つけ出し、それらの関係性をしっかりと把握し、目的に応じてそれらを組み合わせる思考プロセスを身につけることなのです。
そして、これらのベースとなるビジネス数学力は、基本的な訓練を続けることで、飛躍的に高めることができるのです。
ビジネス数学力を身につけ、「スマート」なビジネスパーソンに変貌する一歩を踏み出しましょう。
把握力grasp |
物事の状況や特徴をつかむ力 表やグラフから得られるデータから必要な情報を見抜き、把握できれば、状況分析や戦略の見直しを高い精度で行うことができます。 |
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分析力analysis |
規則性や変化、相関性などを見抜く力 データは加工しなければただの数字の羅列にすぎません。 |
選択力choice |
いくつかの事象から最適なものを選ぶ力 選択をする上での基準を的確に設定し、複数の選択肢を根拠に基づいて比較することで、最適な選択肢を選び取ることができるのです。 |
予測力prediction |
さまざまなデータをもとに未来を予測する力 未来の予測を立てることで、より確実性の高いビジネスを行うことができます。 |
表現力expression |
情報をわかりやすく正確に伝える力 いかに優れたデータを得ても、それを他人に伝えることができなければ意味はありません。 |